つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
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日本の名随筆シリーズは、どれも味があって面白いなあ。全部読みたいけど、本シリーズと別巻合わせて200冊!・・・何年かかるんだ。



「女心」というタイトルに「?」と思って手にとって見たら、表紙にもクエスチョンマークの絵が書いてあった。

読む前は、どっちかっていうと男の人が女の人を眺めて、「女はわかんねえなあ」と思ったりするエッセイが多いのかな~、なんて思っていたのだけど。そうではなくて、これは、主に女性の書き手が、娘として、妻として、社会に出て働く女の人として、友人として・・・の立場から書いたエッセイを中心としたアンソロジーでした。中に何作か、男の人の書いたものもあるんだけど(橋本治とか)、少なくとも最初に思ったようなつまんない内容の随筆・エッセイじゃなかった。

ややフェミニズム色の強い随筆が多くって、いまいち他のシリーズに比べると興味が薄れるかなあ・・・と思ったりしたのだけど、伊藤野枝の「別居について」や、橋本治の「男はどうしようもなくつまんない」は、その中でも興味深く読めた。前者は「不倫」という週刊誌的言葉からは見えてこない著者の葛藤が手に取るように伝わってくる。全面的に共感しないまでも、ある程度その苦しみが理解できるのは、同じ「女」であるから?そんな結論はつまらないか。後者はなんというか・・・痛快。タイトルの「男」の裏には、しっかり「女」の人も入ってるとおもう。



随筆として一番好きだったのは「柿の実」(林扶美子)。のどかな風景で、隣家の子供たちに寄せる著者の暖かいまなざしがとても心地よいのだけど、後半でふと、子供の乳臭さに胸をつかれる、という場面にこちらもはっとさせられる。あの感情は、一体何と名づけたら良いのだろうね。

母を眺める娘の随筆にも、印象的なのがたくさん。育ててくれた感謝と愛情をいっぱいに綴ったものも良いし、同じ女として、少しずつ女ではなくなっていきつつある老母を切なく眺めている作品も、悲しいけどなぜか忘れられない余韻を残す。

自分の中の母の存在、というのについても見つめなおすきっかけになった。



「女心」ときたら、「男心」ってのもあるのかな?と思って既刊紹介を見たら・・・ありました(笑)こっちはどんなのかな~。また、そのうち。
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