つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
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ああ~、ごめんなさい!更新頻度がどんどん減っていきます(泣)。決して読書に飽きて書いてないわけじゃないので、また覗いてくださると幸いです。くすん。



ハロウィンも終わっちゃったし、またスキン更新。動物の行進だって、かわいい。



「若きウェルテルの悩み」。うーん、正直読後感は微妙でした。なんだかどっと疲れたよ・・・。よく出来た話だなーとは思うのですが・・・。

感想は後回しで、ざっとあらすじ。



若くて感じやすい心の持ち主で、一言で言っちゃえば「ピュアなんだね」という青年、それがウェルテル。彼は、美しく心優しい女性ロッテに一目ぼれしてしまう。しかしロッテにはアルベルトという婚約者がいたのです。猛烈な思慕に身を焦がしつつ、次第に心のバランスを失い、自殺を考えるようになるウェルテル。この様子が、彼が友人に宛てた書簡、書きかけた手紙を追っていくという形で描かれるのです。

ウェルテルの自殺という形で物語は終わりを迎える。ロッテの動揺、アルベルトの困惑もちょくちょく挟まれて、読みながら結構緊張してしまうんだなー。





では、感想。うー・・・主人公ウェルテルに対して共感するよりは苛々しました。あのね、この人を見てると、自分の中にも確かにある「若さが持つ傲慢さ、醜さ、愚かさ」を強く意識せざるを得ないんだ(もちろん、ウェルテルには心の瑞々しさや、感性の豊かさもあって、そちらからは青春の良さも伝わってくるのだけど)。友人に対して、延々と自分の理想とする世界や生活について語り、世の中の人がいかにつまらない人生を送っているかを力説するウェルテル。その手紙は、知らず知らずのうちに「僕は君たちとは違う、世界の良さがわかるんだ!」という驕りのようなものを撒き散らしているのです。これが一番嫌だった。恥ずかしかった。生活にあくせくする人や、自分を受け容れない人を軽蔑できるのは、若いからなんだよ。



きっと若い人たちというのは(しつこいようだけど、自分も含めて。というか、自分はその最たるものだと思う)、すぐに自己哲学のようなものを打ちたててしまって、そこに溺れる傾向があるのだと思います。それは一見理知的に見えるけれど、全てに主観の網がかかっていて、創造性・発展性がない。自己陶酔の域を出ないのです。

ウェルテルはその中でも繊細な感性の持ち主だし、たぶん人より多くのことを感じ取る能力があるのだと思う。けれど「感じる」だけではだめなのだ。その「感じる」エネルギーを、もう一段進める必要があったのに(その方法は、正直まだわからないのだけど)、彼は結局自己哲学の中に溺れて死んでしまったように見える。自己矛盾も起こしつつ。

それは可哀想と言えば可哀想なのだけど、私は不思議と冷ややかな気持ちで眺めてしまうのだ。だって、死ぬ瞬間まで自己陶酔がかっているのだもの(ロッテにあてつけがましくお手紙書いたり。当てつけるつもりじゃないのはわかっているけど)。何で黙って死んでいかないの?



うーん・・・情熱に正直なのって、そんなに誉められることじゃないと思うな。こんな「好きなんだもん!しょうがないじゃない!」みたいなの、はっきり言ってはた迷惑じゃないか・・・(汗)

ここにある押しつけがましさも、やっぱり「若さ」ゆえな気がする。直視できない。



この本は、読む年齢によって感想ががらりと変わりそう。今は半ば近親憎悪的感覚で読んでるけれど、二三年前なら素直に主人公の純粋さに共感しちゃったりできたかも。そしてたぶん、もっともっと年齢を重ねて読めば、主人公に対してもっとあたたかい理解をすることができるのだと思う。今見えていない部分もわかるだろうし。





巻末には、ゲーテさんの生涯についての年表や解説もあり。恋多き人だったのね、ゲーテおじいさん。そしてその度に精神的に研磨されるのか。ふうん。
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