
今日は
WebWindyブログで絵を更新しています。上のサムネイルクリックでも、飛ぶよ。
10月号、まだまだ、終わらない・・・ごめん(T_T)
毎日PCとの格闘模様を書くのもつまらないので、今日は久々に読書日記的なものでも書こうと思うよ。と言っても、どちらもまだ読みかけなのだけど。
一つは、ちょっと前の日記でも言及してた、「きょうの猫村さん」。そしてもう一つは、「トーベ・ヤンソン短篇集」(冨原眞弓編訳・筑摩文庫)。トーベ・ヤンソンは、ご存知ムーミンの作者さんね。
本編、じゃなかった感想は、追記に。
☆☆☆
「きょうの猫村さん」は、昨夜からネット版で読み始めたところ。まだ最初の百話ちょっと(とてつもなく気立てのよいネコの猫村さんが、大きなお屋敷に家政婦としてやってきたところ。まだ家の奥さんとご対面したばかりね)しか読んでいないのだけど、面白いわ可愛いわ、あわわわ。すっかり、猫村さんの虜です(目がハート)。うちにも家政婦にきてー!猫村さん〜!
猫村さんの人間くさい表情(なのに、時々猫の習性が出ちゃうところがまたいいのだ)といい、手書きの文字が生み出す不思議な雰囲気といい、ゆるーい間といい、素敵だなあ。「素朴」に見えて素朴じゃないところも好きかもー。
いよいよこれから猫村さんのお屋敷づとめが始まっていくのだけど、さて、どうなっていくのかしら。ちょっとづつ、読み進めていきませう。
☆☆☆
「トーベ・ヤンソン短篇集」は、まだ最初の三篇を読んだところ。ヤンソンさんは、ムーミンシリーズだけじゃなくて、こういう短編や大人向け(ムーミンが子供向けなのかどうか、わかんないけど)長編も数多く書いているみたい。
この短篇集、表紙がご本人のイラストなんだけど、これがまたいいんだー。クールなユーモアに溢れてるし、色も綺麗なの。傘を差した女の子と、眉間に皺を寄せてタバコをふかす(?)ヒネた少年。この少年、ちょっぴりミィを彷彿とさせます。斜め後ろには、意地の悪そうな(笑)笑いを浮かべた犬がひょろりと立ってるんだ。
あ、今気づいたけど、少年の足元には小さな小さなムーミントロールがいて、パイプふかしてる・・・!か、かわいい。
さて。読んだのは、「夏について」「往復書簡」「カリン、わが友」の三作。この三つは「子ども時代」というグループに入ってます。
私が一番好きなのは、「夏について」。子どもはみんな、自分の王国や、秘密を持っている、というのを思い出させる話。秘密の小部屋をつくり、誰にもさとられぬようボートの練習をし、誰にも見せない絵を描く「わたし」。「隠れ家」的モチーフが大好きな私としては、この話は気に入らないはずがありません。
冒険家であり、王であり、世界の法則を司る存在として自分を認識している子どもが、大人によって保護すべき無力な存在として扱われることに憤慨する様子が、おかしい。このお話は全部、「わたし」の語りによって成り立っているのだけど、理屈っぽく、冷静で、まるで実験メモのような文章が、かえって子どもというものを正確に捉えているような気がした。(だからと言って、描き出される場面そのものがリアリズム!という印象ではないのだけど。むしろ映像として想像すると、とても色鮮やかでファンタジックなものになるんだよね・・・ふしぎ)。
そう言えば子どものとき、頭の中で自分が思考する声と、自分の口から発される声の高さの違いが不思議で仕方なかったことを、このお話を読んで思い出した。語彙も微妙に違った気がするし・・・うまく説明できないのだけど。
「往復書簡」は、ある日本人の少女が、ヤンソンに送ってくるファンレター、という形をとった話。最初の手紙のときは13歳だった少女が、少しずつ大人びていく様子が、お手紙によってわかるのです。これも、好きな一篇。
ラストは物悲しいけど、とても美しい詩の引用で終わっている。雪のように解けてしまいそうな、最後の手紙。少女時代の終焉。
この話は、実話がもとなのかしら?なんて考えちゃうのは、野暮なのだろうなあ。
「カリン、わが友」は、美しくかつ信仰心の篤い、従姉カリンについてのお話。主人公は、年々信仰心を強め、周囲から距離をとろうとするカリンを戸惑いを持って見つめている(でも同時に、深く崇拝してもいる)。
正直、私はあまり信仰がテーマのお話が好きじゃない。神の愛、という概念が、現時点ではどうしても飲み込めないからだ(神以外に対する愛を捨てねばならない、というのも、わからない。それが「何も愛さない」ということとどう違うのか、どうしても理解できないから。)。だからこのお話もわかったようなわからないような、という感じなのだけど、カリンの「神」に対する愛と、カリンに対する周囲の人の愛は、どこか相似形のようだな、と思った。どこまでも報われない(そもそも「報われる」ということを期待しないのが大前提、なのかしら?私には無理だなあ)。
感想、以上(まとまってない〜!!!)。残りを読んだら、また感想書くかも、書かないかも。
それにしても。暫く本を読んでなかったら、ものすごくページをめくるのが遅くなってしまったなあ。物語を自分と切り離して読めない悪い癖が、復活してるのです。文字を追うごとに、どこかで自分自身の問題とリンクさせようとする私がいたり、余計な解釈をしようとする声に邪魔されたりする。
物語と接続するのは、頭じゃなくて、心にしたいな。少なくとも、今はそういう読み方がしたい。