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あらしのあと。あ、やっと青空が出た!
日曜美術館の特別版が朝から流れていたので、絵を描きつつ観ておりました。この番組好きなんだ、っていうのはしつこく書いてるけど、そっかー、もう三十周年なんだ。私が生まれるより前から放送されてたのだなあ。
この番組のどこが好きって、一番はもちろん色んな絵が見られることなんだけど、もひとつ、ゲストの人(美術評論家さんより、音楽家とか作家とか俳優とか詩人とか、そういう人が来てるときがより面白いかも!)の絵への愛情溢れるトークが楽しいから、っていうのがあるのです。解釈じゃなくて、自分がその絵にどんな風に感銘を受けたか、いかにその画家に思い入れがあるか、というのを目を輝かせて語るのを見てると、そんなに好きじゃなかった画家さんまでつられて好きになりそうになっちゃう。ついでに、そのゲストさん自体も数割増し魅力的に見えるようになっちゃうこともしばしば(笑)。私はたぶん、何かを猛烈に好きな人というのに弱いのだと思う。
んで、今日の特番は、過去放送された番組の中から、色んな分野で活躍してる(してた)人が、そんな感じで自分の一番好きな画家について語ってる映像をたくさん流してたのです。岡本太郎(この人のお喋り、面白い・・)がピカソ、谷川俊太郎がフェルメール(視覚が触覚を持つような絵、っていうような表現をしてたんだけど、なるほどと思った)、松任谷由美がマチス(だったと思う)、遠藤周作がルオー、手塚治虫が鳥獣戯画(!)・・・などというように。
どれもとても面白かったのだけど、中でも気になったのが、ルドンの絵を選んでた武満徹。ルドンという人は、よく目玉の絵を描くのだけど、その中に「閉じた眼」という絵があるのです。静かな海みたいなところに、眼を閉じた女の人の巨大な姿がぬぼーっと(?)浮かび上がってる絵。この絵の「閉じた眼」という言葉に、武満さん(なれなれしい)は「開かれた耳」という言葉を連想したらしいのです。その話に、へえーっと思っちゃって。言われると確かにそうなのだけど、こういう連想が即座にできてしまう鋭さ(?)に、妙に感心してしまった。
それで、この「閉じた眼」の絵が映ってる後ろで、武満徹の「閉じた眼」の曲が流れてたのだけど、それがまた素敵だったのです。確かに眼を閉じて、聴覚を思い切り研ぎ澄まして聴きたい曲。緊張感があって、静かで、どことなくサスペンスチックなの。私はこの人の曲、全く聴いたことがないのだけど、これを機にちょっと興味が湧いて来ました。
そんなわけで今日はこれから、この人のCDを探しにツタヤまで出かけてこようと思います。他にも気になってる音楽がいくつかあるから、たくさん探してこようっと。行ってきま〜す。