つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
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「なつかれる」

☆☆☆
先週の金曜日、大阪の国立国際美術館で開催されてた、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」に行って参りました。

現代美術にはとんと疎くて、草間さんに対しては「水玉と網目の無限の増殖を描かれる、ご本人も印象的な方」という知識しか持っていなかったわたし(熱心なファンに怒られそう・・・ごめんよー)。でも、創作に関してふらふらふらふらしてる今、なんだか横っ面を気持ちよく張り飛ばしてくれるようなものに触れたいな、と思ったとき、まっさきにこの展示が浮かんで、これは絶対行かねば、と思っていました。そしたらなんと開催が4/8までではないですか。慌てて美術館までのルートを調べて、新幹線に飛び乗って行ってきたの。

(以下、美術館レポートです。長いのでたたむね)
着くなり結構な雨に打たれ、半泣きで会場に到着。羽のような形の鉄骨(?)がそびえる美術館前には、赤に白い水玉の入った、かわいく奇妙なオブジェが何個も並んでました。さすがにここは、写真撮ってる人が多い。

わたしもご多分にもれず写真をパチリと撮って(どうでもいいけどこういうオブジェとか作品とか撮ってると、なんか撮ることに夢中で作品ちゃんと見てないのかな私、っていう変な罪悪感を感じます;)入場ー。受付済ませて白地に赤水玉の廊下を曲がると、予想もしてなかった世界が広がってました。

予想していた水玉、じゃなくて、網目、でもなくて。暗く鈍く光る灰色の部屋の中には、まるで顕微鏡の世界のような、モノクロの大きな絵がずらり。遺伝子のような(なぜか四分休符の形を思い出した)形をした横顔、目玉、たくさん脚のある虫(?)、そして筋繊維ににたたくさんの線、トゲトゲ・・・・が無数に並び、重なった絵の数々に思わず口半開きで固まってしまったよ。もうこれはほんとに一目ぼれでした。すんばらしかった。このシリーズは、「愛はとこしえ」というのだそうです。

その部屋全部が一つの体、というか、肉でできた木だな、と思いながら見てました。木みたいって思ったのは、たぶん維菅束を想像させる図形があったからかなあ。厳粛で、静かで、でも自分が喰らい尽くされそうな圧倒的なエネルギーがあって、この部屋だけできてよかったと十分に思えるものでありました><
・・・あ、あと、上記の連続&増殖するモチーフの中に、時々素朴なタッチの、でも不思議でキュートなデザインの服を着た女の子が描いてあったんだ。あれ可愛かった。乙女細胞散歩、みたいで。あの少女たちは草間さん自身なのかしら。

「愛はとこしえ」があまりにも好きすぎていっぱい書いてしまったのですが、その他のお部屋もとても楽しかった。「愛はとこしえ」の世界に鮮やかな色がついたような「わが永遠の魂」、白に赤水玉のでっかいチューリップが3本そびえたつ(もちろん壁も水玉ー)お部屋、鏡張りのお部屋に赤木緑青、の電球が揺れている不思議な小部屋(ここは人が多かったからかなあ、一瞬しかいられなかった。もうちょっと長く居たかったかも)、そしてご本人の制作風景のドキュメンタリー。ああそうだ、ドットと網からなる自画像も強烈に印象に残っています。銀色の画面に、黒、赤、青でなぞめいた表情の女性がこっち見てる。その顔、髪、首、全てがドット。と網。実は私、密集系のドットがものすごく怖いのですが(ならなぜ来た)、かなりの恐れを感じつつ、この自画像の前で10分くらい固まってしまいました。あのドット、吸引力ある気がする。掃除機にひきつけられるゴミみたいにはりついてしまったもの。

・・・そんなこんなで、もう、ものすごーく!楽しんだ展示でした。やっぱり来て良かったのだと思う。横っ面張り倒されたどころか後頭部をぶん殴られたくらいの衝撃だったので、ショックで未だ絵が描けないのだけど(苦笑)、それでも私は、今この展示を観るべきだったのだと思います。草間さん、83歳かー。それでも描きたくて描きたくてしょうがなくて、たぶん死ぬまで描くのだとおもう。それはただの創作意欲、と言ってしまうにはあまりにも壮絶で重いものなのだろうけど、なんだか色々考えさせられてしまいました。

・・・帰りにミュージアムショップに寄って、小説のほうも二冊買ってみたよ。まだ読んでないんだけど、はやくページをめくりたい。楽しみだな。

次は埼玉県立近代美術館で4月14日(土)から5月20日(日)まで開催されているそう。お近くの方は是非是非~。おすすめ、です。

テーマ:絵本・制作・イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術

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