
オフライン年賀そのに。
連休ー!!!!絵を描く。描くのだ。描くのだー!!!
お休みは何だかんだで出歩いて人疲れしてしまうので、今週こそは引きこもりと化してがりがり描きたいと思います。おー。
別館もいいかげんちゃんと進めたいし、ね。
☆☆☆
久々に、読書ができるようになりました。本当は詩集がいっぱい読みたいのだけれど、言葉と言葉の間をアクロバティックに渡っていく精神的体力(?)が今はまだないみたい。すぐに墜落してしまう。長編もちょっとくたびれて、途中でやめてしまいそう。
なので、今は「戦後短編小説再発見18 夢と幻想の世界」(講談社文芸文庫)を読んでいます。こういうアンソロジーものは大好き。昔話にある、ふすまを開けるとそれぞれ違う世界が広がっていく家みたいなんだ。
日影丈吉「かむなぎうた」、星新一「ピーターパンの島」、谷崎潤一郎「過酸化マンガン水の夢」(この人の想像力は怖い・・・。淡々とした日記だと思ってたら最後で打ちのめされる)、中井英夫「鏡に棲む男」などそれぞれに引き込まれる作品ではあるけれど、中でも印象に残ったのは、矢川澄子の「ワ゛ッケル氏と犬」、村上龍の「ハワイアン・ラプソディ」。
「ワ゛ッケル氏と犬」は、ワ゛ッケル氏の胸に犬が顔をうずめているときの描写(あたたかい体温と、ふわふわの毛の感触までもが伝わってきそうなのです)、そしてラストで犬が青白く燃え、彗星のように空へと上っていく場面の圧倒的なスケールに泣きそうになった。
たくさんの青いインクのしみ、そして無数の幾何学模様からなる宇宙が眼前に現れ、一瞬今自分がどこにいるのかわからなくなった。今、これを描く力量が自分にはないことはわかっているけど、それでも是非、この感じを絵にして残しておきたいと思いました。近いうちに、チャレンジしてみようと思います。
「ハワイアン・ラプソディ」は、母星に帰りたい老いたスーパーマン(!)と、それを手助けしてやる若者たちの物語。村上龍って血と暴力の匂いが色濃い作家さんだと思っていたのだけど(完全なる先入観)、そういう印象を大きく覆す物語だった。淡々と綴られる、優しく哀しいお話。スーパーマンが必死で飛び立とうとし、墜落するときの描写がとても美しいのです。わあ、あ、あ、あ・・・と心の中で叫びながら読んだ。
この本は大当たりだったなー。昔ほどたくさんの本は読めないけれど、少しずつでいいから、こんなふうに再び「自分のものではない」物語を自分の体に取り込んでいけたらいい。きっとこれは、今の私にとってとてもだいじなことなのだと思う。