つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
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 何度読んでも読み落としがあることにちょっぴり愕然とする、「尾崎翠集成」。ん~、でもやっぱり好きだな、卒論がらみで悩まされた(ている、か)とは言え。お気に入りは「第七官界彷徨」と、そのパラレルワールドともいえる「歩行」「地下室アントンの一夜」です。私、この小説のどこに惹かれたのかなあ、やっぱり「地下室」とか、「屋根裏」、ちょっと変わった個室という空間への憧れが大きいのかな、と思ってたんですが、今日ようやくわかった気がします。

 登場人物たちの「身体」の存在感がすごく希薄なところ、と言うより軽やかなところが好きなんだ。主人公が女の子、だと、どうしてもある種の重み、言い方は悪いけれど下半身的なものから完全には逃げられてないと思うのです、多くの作品において。でも「第七官界彷徨」はそういう重さから解放されている気がする。あえて排除してあるんじゃなくて、そういうとこからするっと抜けている、というか。

 

 主役の子の扱われ方が(私にとって)理想的だっていうのも大きいかもしれません。出てくる男の人、とくに彼女の兄弟や従兄がね、彼女をぎゅっとだきしめて守ってるんじゃなくて、でもよそよそしいっていうのとも違って、すこし距離をもちつつ年下の妹を監督している、その安心感が何よりほっとする雰囲気を作り上げているのです。イメージ的に、男の人みんなでシャボン玉を抱えてて、そのなかに女の子(主人公)がいる、という感じかな。それも根っこの部分で。決して年齢的には幼くない主人公なのに(たぶん、16.7か、それより上、じゃないのかなあ・・)、彼女の心理状況には小さな子供の安心感がある気がします。「女の子」という言葉の「子」にアクセントをおいた扱われ方、いいなあって思う。一生そういう家の、そういう位置にいたいと言ったら、笑われるでしょうか。
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