つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
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大掃除中。戸棚を整理していたら、大昔のコップが出てきた。なつかしい~!幼稚園の頃のじゃ?

いやいや。掃除中掃除中っと(汗)




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前に一度ここでもとりあげた、「しゃばけ」の続編。文庫になるの待ってたんです。



薬問屋長崎屋の跡取息子一太郎は、優しくて、利発で、しかもハンサム!だけどめっぽう体が弱くて、しょっちゅう死にかけたり寝込んだりしている。そんな一太郎の周りにいるのは、超!過保護で「若だんな命!」な妖怪たち。実は彼らは、一太郎の祖父母(祖母は実は強い妖怪!)の命を受け、あるものはこっそり、あるものは手代に化けて一太郎を守っているのです。

で、このシリーズは、そんな一太郎が妖怪たちの助けを借りて数々の殺人事件を解決していく短編集。



推理物というよりは、ほのぼの妖怪ものなのかしら(いわゆる大掛かりなトリックとかは出てこないしね)。出てくる妖怪も人間も、みんなそれぞれに味があって良い。一太郎のことが心配で心配でたまらないあまり、子供扱いしすぎる(それで時々、若だんなにうんざりされる)手代の仁吉と佐助(もちろんどちらも妖怪)、とにかく若だんなに懐いてて、誉めて誉めて!って感じのいたずら妖怪鳴家たち、お洒落でちょっぴり生意気な獺や屏風のぞき・・・など、楽しいキャラクターがいっぱいです。挿絵によってさらに可愛さ倍増!鳴家欲しい~!

前回は長編だったけど、短編集の今回のほうが楽しめました。すっとお話に入っていけたし、一太郎以外のキャラクターにもスポットがあたってるのが嬉しい。



では、収録作をちょびっと紹介。

「ぬしさまへ」・・・手代の仁吉は、とにかくモテモテ。山のように恋文を貰ってくるくせに、本人はちっとも興味を示さない(ま、妖怪だしね、仕方ないと言えばそうなんだけど)。そのラブレターの中に、とんでもない悪筆のもの発見!「これじゃ恋も実らないよねー」なんて馬鹿にしてたら、その恋文の送り主が殺されちゃった。

被害者の娘の評判は聞く人によってまっぷたつ!いったい彼女は、どんな子だったのか?どうして殺されたのか?若だんなの推理がはじまります。



「栄吉の菓子」・・・若だんなの親友栄吉は、菓子職人の跡取り。本人も菓子作りが好きなのに、どうしようもなく不味いお菓子しか作れない。そんな中、唯一栄吉の菓子を買ってくれてたひねくれもののおじいさんが、栄吉の饅頭を食べてる最中に急死・・・!親友の汚名を晴らすべく、若だんなが奮闘するお話。



「空のビードロ」・・・これは、若だんなの腹違いの兄である松之助が、若だんなと再会するまでのお話。途中までは、あまりに松之助が可哀想で「ちょっとあざといなあ、これは。小公女セーラか?渡る世間は鬼ばかりか?」なんていたたまれなくなっちゃうんだけど、ラストで心がほのぼのとします。うっかりダークサイドに走りかけた松之助の心を静めたものは・・・さて、なんだったでしょう。読むまで秘密。

それにしても、この作品ってば結構、猟奇的シーンが出てくるなあ。ほのぼのムードをぶち破る殺し方。



「四布の布団」・・・若だんなの布団が注文通りじゃなかったことに腹を立てた手代と父親が、布団屋さんに乗り込むことに(過保護だ!過保護過ぎる!)。「わたしがいないと一波瀾起きそうだ・・・」と心配した若だんなも一緒についていくことにしたんだけど、それがかえって騒動のもとに・・・。

部屋の真ん中で頭を割られて死んでいた通い番頭はどこで殺されたのか?誰に殺されたのか?というお話。妖怪たち大暴れ!



「仁吉の思い人」・・・女に冷たい仁吉にも、片思いの女性がいたのね・・・!してその相手は?というお話。オチはわかりやすいんだけど、この話好きだなー。

何度も転生する運命の人を待つ美貌の妖怪。それをずーっとずーっと、切ない思いで見てる仁吉さん。うわあ、辛いね(><)

人間と妖怪って結構感覚がずれてるけど、片思いの切なさは一緒だったのねー、と妙に納得してしまう作品でもあります。



「虹を見し事」・・・ある日突然、周りの妖怪たちが姿を消した。しかも唯一残ってる仁吉と佐助の様子も変!若だんなが願い事をするとそれが現実になるわ、松之助の偽者が現れるわ、わけのわからぬ妖怪に殺されかけるわ、なんでだー!?

・・・と、心細さでいっぱいの若だんなが奮闘するお話。

この話が一番好き。子供扱いされることに苛立ちつつ、けれど実際に保護者がいなくなったらどうなってしまうのかな?ひとりじゃ何にも出来ないんじゃない?と葛藤する若だんなに、勝手に感情移入してしまうのですよ。「くー!がんばるんだ若だんな!君は日々成長してるじゃないか!」みたいな感じで(笑)姉のような気持ち?ちょっと違うかな。

この作品に限らず、「しゃばけ」シリーズは「大人にならなくちゃ!」っていう焦りやもがきが、嫌味にならない程度にちりばめてあって、そういうところも好きだなーと思う。





こんな感じかなー。文庫になってるのは今のところ二作。次が楽しみだ!

帯についてた「鳴家てぬぐい」、応募しちゃおうかな。かわいい。





さて。今年の更新は、これで最後になるかなー。もう一冊くらい書けたらよかったんだけど。

今年に入ってめっきり更新も減りましたが、今後ともよろしくね。
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夕方の風景

言葉は無力。




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くるくる回ってます。工具店?みたいなのの看板についてた。



たまには、ぼけっと上を眺めてあるくのもいいよね。

…たまにじゃないけど。




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ほんとはお風呂に浮かべるんだけど、部屋のルームライトにもなるねえ、これ。



うむ、名前をつけよう。黄色いし、某平面ガエルにちなんで「ピョン吉」なんて如何(私信)。え?安直?




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…と見せかけて、これ湯たんぽです。ほかほか。

白兎さんからの贈り物!愛情で二倍あったかいですわ☆ありがとう!

今年の冬は、この湯たんぽとルームソックスでぬくぬくです~(^.^)






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フロッグ好きなワタシに白兎さん、りえさまがプレゼントしてくれた蛙さんたち!マッサージャーガエルにお風呂ガエル!そしてルームソックスカエル!(嬉)ほんとに嬉しいな~、どうもありがとう(>_<)

入浴剤は、しばらく飾って楽しむよv




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ちょっと前に図書館で借りた一冊。結構最近の出版です。



私はわりかしよく夢を見るほうなんだけど、ときどき「一体私は何を考えていたんだろう・・・???」っていうエキセントリックな夢に出会うので、そういうときの夢の要素が出てないかなー、と思って借りてみたのです。完全に興味本位。



んー・・・で、この本。ちょーっと、期待外れでした。もうちょっとね、神秘的な、幻想文学のような雰囲気のものを勝手に想像してたせいかもしれない。

まずあまり、挿絵や写真が好みじゃなかったです・・・。ほとんどが写真なんだけど、よく出てくる外国の男女の写真がね、こう・・・テレビショッピングっぽい雰囲気なんです(伝わるかな・・・?)妙に大げさで芝居がかったその表情は何なのさ!そしてその変なコラージュみたいなのは何なのさ!文章よりまず、その挿絵が気になって気になって・・・(xx)



内容は・・・体の各部位、身の回りの人々、そして色んな動物や植物、建築物、家具、など、300種類くらいの項目が立ってて、それに関する夢の紹介や解釈の一例が載ってる、という感じ。

その解釈が、あまりにも英語圏寄りの人向けに偏ってる気がしてしかたない。語路合せみたいなのが多いんだよね。確かに夢に出てきた要素と、それと発音の同じ単語(熟語)が関連するってことはあるのかもしれないけど・・・。少なくとも日本語で考えてる人はそんな発想しないぞ!と突っ込みたくなった(あと、時々「それはこーじーつーけー・・・というか、あまりにもつまらない・・・」と思わずにはいられないような解釈が出てくるのが気になった。「夢の中で太陽にじりじりと焼かれたら、日光浴の際にもっと注意すべきという警告かもしれません」と言われても・・・。うーん。



でも、こういう風になるのはある程度しかたない気もする。人間には普遍的に持ってるイメージと、文化や環境の影響を受けて初めて生まれてくるイメージとの二つを持ってるんだものな。年齢によっても違うだろうし。

寧ろ、色んな国の夢辞典を比較してみたら面白いかもしれないなあ。どこまでが共通して持ってるイメージでなのか。同じものに対する印象がどうしてこう違うのか。どこがどのように違うのか、とか。

ふむ・・・日本の人の書いた本も、また読んでみよう。





夢の解釈法としてでなく、シンボル辞典として読むととても面白かった(動物や植物のところは特に。でも、ランの説明は衝撃的過ぎた!綺麗な花なのに・・・)。石や天体、花に興味のある人には、「なるほど~!」という情報が入ってるので、おすすめです(友達が喜びそうだわー)。

そうそう、この本のいいところは、世界各国の宗教や伝説の紹介にかなりページを割いているところ。アボリジニやラテンアメリカに伝わる伝説には、とても壮大なテーマを持つものがあるんだなあ。虹竜が世界をつくり、あらゆる肌の人間を作った、とか、虹は天国に続く梯子である、とか、頭の中に色んな映像が浮かぶわー。わくわく。今度はそっちの方面の本も、読みたくなっちゃった。



・・・そんなわけで、文句言いつつ、それなりに楽しみました。夢の参考には・・・あんまりならなかったけど(汗)。

でも、自分が見た夢を色々腑分けしてみるのはいいかもしれないなー。自分にとって、それはどういう存在で、どういう印象を抱いているのか、っていうことを考えるのは、意味があることかもしれないよね。

時間があったら、夢日記なんかもつけてみたいなあ。そのうちね。
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友達からのバースデープレゼント。ベビーパンダさんです!かわい~!反射の関係であまり綺麗に撮れないんだけど、記念に。とても嬉しい。



彼女の誕生日には、何を贈ろうかな?今からわくわくします(^.^)




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…ってお茶。すっぱい。ハーブの一種なのかな。詳しくないからわかんないけど。

ビタミンたっぷり、らしい。最近目を酷使してるから、いいかもね。



ビタミン君、私のドライアイと視力減退を治してくださいな!






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オーナメントと見せかけて実はティーバッグ缶なのです。色んな味が入ってる。



でも…でも、ヨーグルトと柑橘系の香りの紅茶は正直言ってどうかと…思う・・・(うっぷ)。今口の中えらいことになってます。



…例えば。お砂糖と塩、同じだけ入れたらどっちが強いのかな。

嬉しいことと悲しいこと、同じだけいれたらどっちが勝つのかな。

お砂糖です、ときっぱり言い切ってしまいたい、けれど。


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お・・・お久しぶりです。僻地サイトだなあ(汗)。こんな更新の少ないサイトでも覗いて下さってる方がいるのですね(ほろり)。ありがとうございます。



さて。我が家にあった「ちくま日本文学全集」シリーズのうち(もちろん全部持ってるわけではありません。全五十巻だからね!)、最後まで手をつけていなかった「石川淳」。全くどんなのを書く人か知らなくて、ずっと敬遠してたの。でも、本棚でぽつんとしてるのが可哀想になって(笑)、ついに読んでみました。



表紙はやっぱり、安野光雅。農村の風景です。何だか父の実家を思い出すわー。



さて・・・内容は結構バラエティに富んでます。「マルスの歌」「焼跡のイエス」といった、戦中戦後の様子が色濃く出てる小説から、何だか飄々とした仙人みたいな人が出てくる「張柏端」「おとしばなし和唐内」、昔のお話をひもときつつアレンジした「霊薬十二神丹」「二人権兵衛」・・・や、全く知らない人の伝記や江戸文化の批評、それから「敗荷落日」「安悟のいる風景」など、文豪に纏わる随筆などを収録。個人的には、



やっぱり小説が面白かったなー。私はどっちかというと、文体や世界観に癖があって、作者名がなくても「あ、これはこの人だ」ってわかる作家さん(もしくは、作品から作家さんの嗜好がはっきり見える人)のほうが好きなので、そういう意味ではちょっと物足りなかったんだけど(作品によって、印象も文体も随分違う。それは書いた時期の差にも関係してくるのかもしれないけど)、生意気な言い方承知で書くと「よく出来た物語だな」って思う話が多かった。気付けば「この後どうなるのだ???」と思ったり、スケールの大きさに圧倒されたり(「八幡縁起」なんかがそう。特に前半の神々(と人間)の攻防が面白いです)・・・。

一番好きな作品は、どこかお洒落な印象の(でも、かなり世相風刺的ムードも漂っているんだけど)「鷹」かな。不思議な言葉で未来の記事を描く新聞や謎のタバコ工場、女王のような、娼婦のような少女、可愛い子犬、そして謎の組織が出てくる作品(ちょっと、タルホさんを思い出す)。この全集の中では特に異色かも。

作者本人がすましたコメントを挟んでる「張柏端」みたいな軽みのある作品も、好き。



評論は・・・正直、話題に上ってる狂歌や俳句に馴染みがないため、なんとも言えないというところ。よって感想はパス。



最後に、ある意味印象的だったのが「敗荷落日」。これ、永井荷風のことを書いてるんだけど、きっついの!戦中までの荷風は良かったけど、戦後の荷風は精神的に堕落した一介のしょーもない老人であった、このような人物が一人貧窮の中に死んだといっても、私は何ら悼むものではない!ということが厳しく書いてある(汗)

戦後の荷風の作品って、どんなのがあったっけ・・・それは思い出せないんだけど、ちょっとさすがにそれは言い過ぎじゃ、と思ってしまった。作品にとどまらず、晩年の荷風の行動についても批判してるんだよねー・・・。晩年の荷風はお洒落でなさすぎる。歯医者に行け!とか。うわー。

まあ、ただ馬鹿にしてこんなことを書いたわけじゃなく、はじめ抱いていた才能への畏敬の念が裏切られた!というのが背後にあるんだろうなあ、とは思ったものの、あまり読んでて気分のいいものではないかも。死んだ人に言わんでも、こんなこと・・・。



以上!うーん、ものすごく好きな作家さんにはならなかったけど、小説の方はまた機会があったら読んでみようかなー。
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指輪収集癖持ちの(貰うのじゃなく、自分で買い集めるとこがポイント。寂しいなんて言わない!)私に、母が誕生日記念にくれたもの。

小さな小さなアクセサリーボックス(>_<)v

蝶々が指輪をさらっていきそう。へへへー。




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23になった時、友人から貰ったもの。



どんなに否定しても砂は落ちるし、鳥も空で凍り付いたりはしない。投げたボールも、ちゃんと降ってくる。



だからここらで、覚悟を決めなくちゃ。また一つ年を取ることに。






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いつもこのネーミングには疑問を覚える。お茶っていうか、ゆずマーマレードのお湯割りだよなあ…。

ま、おいしいから、いいんだけど!ぬくぬく。



商店街を見下ろす場所。ガラス一枚隔てると、街は水族館になる。






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その空の色、2グラムばかり拝借させて頂けますまいか。



絵の中にこっそり落としたい。




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地下街のポインセチア。何だか気の抜けたサーモンピンクだなあ。新種かな。



クリスマスは赤と緑と白!がスタンダードで良いと思うのだけど、近頃は青いクリスマスが流行みたい。なんか、違和感。妙にお洒落っぽくて、馴染めないな~。






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って曲があったなあ、昔。

またまたスタバにて。紙コップを初め、店内はクリスマスモード。お、雪ダルマの鼻が取っ手になったマグを発見!かわいいな。



にしても大失敗。このスタバラテ、苦くて飲めない(泣)どーしよ…。




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私の机には七つも時計が置いてあるのに、その一つとしてまともに動いてない。てんでばらばら。

だから、ここに座ってる限りは、いろんな時間の間をふわふわしてられる。流されて溺れたりしなくていいの。

針のない懐中時計は、祖父(故人)のもの。どうしてこんな姿なんだろう、この時計は。
私じゃあるまいし、針を取っちゃったわけじゃないよね、おじいちゃん?


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映画館で貰ってきたチラシ。誰か一緒に「乱歩地獄」観に行かない?耽美でいいよ~(笑)。



肝心の「8月のクリスマス」。…ヒノキちゃん、ごめん泣けなくて…。どうも恋愛物は気恥ずかしくて困るね。雰囲気は良かったんだけど。




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ヒノキちゃんと映画&ショッピングに行きました。これは、途中で入ったミスドのドーナツ。チョコたっぷり~!んまかった!



問題は、この横に担々麺があるってこと。食べすぎ!というか食い合わせになりそうだわ(-_-;)けふ。






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12月になった!ので、スキン模様替え。画面にカーソルをあててみてね。



ほんとに好きな作品であればあるほど、感想って書きにくくなるんだなあ、と思う今日この頃。書けば書くほど、そのとき感じた感動から遠ざかっていくし、考えたことと、書かれたこととの懸隔に悩んでしまう。もう、「大好きー!!!」でいいじゃない?って気がひしひしとします。



この作品もそのひとつ。下手な解説を加えてなんとする?と頭の中で声がしてます・・・。が、一応書いておこう。うし。



では。まずは簡単なストーリーから。

高校生の「わたし」は、ある日祖母から古いノートの束を見せられる。それは、「もういない」弟の書き綴ったお話がいっぱいつまったノート。賢くて、お姉ちゃんが大好きで、ぶらんこを誰よりも高く漕ぐことのできたおとこのこ。お話の天才。指鳴らしの天才。だけど、ある事故で声を失ったおとこのこ。それが、「わたし」の「弟だった。



物語は、その弟が書いたお話を挟みながら、「わたし」と弟が小さかった頃へと遡っていく・・・。



(ほんとに、導入だけのストーリーです。中心は、やっぱり先入観無しで読んで欲しいので!







お話そのものの淋しさ、暖かさについては、やっぱり頑張ってみたけれど書けなかった。ひとつ言うならば、そうだ!ブランコは戻ってくるものなんだ、よかった!ってことと、はじめの方に出てきた空中ブランコのりの夫婦の話は、決してあの弟君が自分を納得させるために、救うために書いたのではなかったんだな、ということ。ずっと手を繋ぎあっていることはできない、という孤独の向こうには、でもひととき、呼び合い手を握ることが出来る相手がいるという確かな真実があった。引っ張ってくれる誰かがいる、ということ。この子には、それがお姉ちゃんであり、おばあちゃんであり、お父さん、お母さん、指の音(犬の名前)だったんだ。



それにしても、この家族、どの人をとってもいいね。ラブラブな御両親(手紙が素敵!)、口は悪いけど、強くて優しいおばあちゃん。そしてもちろん、指の音!けれど私は、お姉ちゃん(主人公)が一番好き。このお姉ちゃんなら私が弟でも、やっぱり「見ててくれるから、大丈夫!」って思えるもの。ちゃんと木の上まで上って、繋ぎとめてくれるって。



物語を作る、ということ、そして書かれた物語の持つ意味についてもいろいろ考えさせられた(的外れかもしれないけど)。はじめは、弟が書くノートのおはなし(例えばチンパンジーたちのどうしようもない疾走の話。ユーカリ中毒のコアラの話。みずぐもとさかなの話)に、この子の淋しさや痛みを投影したもの、あるいはそれを加工して、どうにか歩いていく術としての意味しか感じていなかったんだけど(こういう風に考えるのは、自分がそういう物語の作り方をするからかもしれない)、そういうことじゃないんだなー、と読み進めるうち思った。

一つの道の両側には、薄い、けど何重にもなった膜があって、「弟」の物語は、そこへも行ける道(というより、どこでもドアみたいなもの)、行ったり戻ったり出来る道をいっぱい作っていくれたんだ。お話にしないうちはその子一人にしか見えない道。うっかり迷子になりそうな場所。ドアがもし、閉まっちゃったらどうしよう?

お話にして誰かに聞かせるということは、そのドアを開けっぱなして、誰かを呼び入れたり、一緒に冒険したりできるってことなんだなあ。例えばその世界を一緒に歩くことはできないとしても、振り返ったらちゃんと、ドアが閉まらないように待っててくれる人がいたら、どんなにほっとするだろう。

そんなことを考えてたら、我が家の本棚にある本たちがばさばさ、カバーを揺らした気がした。開けてみてよ!って。



あー・・・やっぱり、まとまらなかった!怖くて、淋しくて、でもそういうところを抜けたら、ちゃんと暖かい毛布が待ってたという感じ。丁度いい時期に読んだなあ。



これからこの人の、いっぱい読むぞー!次は「プラネタリウムのふたご」を買ってこようかな?
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