つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
こっちはかなり好きだな、と思った作品。



中学校高校と、あまりクラスに馴染めなかった(この主人公ほど孤立していたわけではないけし、幸い良い友達にも巡り合えたのだけど)。グループに属するには嫌だったけど、ふとしたときのグループ分けとか班行動で、自分の存在が限りなく薄まってきていることを思い知らされるときの、あのもやもやとした気持ち。寂しい、という感情は強くはなかった。ただ、プライドが痛んでいたのだろう。自分が人から見たとき、どれほど惨めに映るのか考えると、それがつらかったのかもしれない。そして、きっとどこかで、グループに溶け込んでいた彼等のことをひがんでいたのだ。



そんなとき、きっと自分と同類項で、でもそれほど親しくない子を見るときの私の目は、あまりにも主人公に酷似していたはずだ。その子に対する、同情とも違う、でも、その子の弱さをいとおしむような(?)な感情。いや、もっとグロテスクな感情だった。私には不充分な箇条書きの積み重ねにでもしなきゃ表現できない心の動きを、綿矢りさというひとはものすごく的確にすくいとっていると思った。醜悪さも、寂しさも。すごく吟味して言葉を使ってるような気がする。



才能だなあ・・・。びっくりした。





蛇足。同じ号に、受賞者のインタビューというのが載っていたので読んでみたところ、結構読書環境が似てるなあ、と思ってなんだか親近感が沸きました。これからどんな作品を書いていくんだろう、この人は。ちょっと注目していよう。「インストール」、文庫になったら買お~っと(けち)。
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本が布張りだ~!手触りが素敵・・・v



誰でも知ってる昔話を、巌谷小波の歯切れのいい文章で書き直し、その作品を集めたもの。後半の付録には、小波作のお話もあり。



紙芝居のおじさんに語ってもらいたくなっちゃうような、かっこいい語り口。格調高いというのかな・・・。声に出して読みたい日本語、というのはこういうののことを言うのではないかな~。



他愛ない昔話なんだけど、意外と結末を忘れていたりして、こんな話だったかな~、と思い出すのもまた楽し。「桃太郎」はただのえばりんぼだったのね・・・(笑)「猿蟹合戦」は蟹が猿の首をとっちゃうラストだったのか・・・(臼に踏み潰されるんだと思ってた)。「猫の草紙」「雲雀山」など、知らない話もちょこちょこ出て来る。挿絵がまた、面白いんだ・・・ 

 一話ごとに色んな人が挿絵を付けてるんだけど、中でも衝撃的なのが「猿蟹合戦」の仇討ちシーン。猿が二本足で立って、武士の格好してるのはまあいい。けど・・・けど、臼と鉢と栗、頭以外全部人間の男性(筋肉隆々)のパーツなのはちょっと変~!!!臼は頑固親父風、蜂は・・・首の部分から蜂の全身が生えている・・・こ、怖い!!!(笑)



後半の付録は、時代を反映してて、何だかな~と思うような軍国主義的な話もあるけど、そんなことに目くじらをたてないで読めば、ユーモアたっぷりで(そしてときどきブラックで)面白いお話が色々載ってます。たまにはこういうのもいいな~。
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もう次の芥川賞が発表されているという頃に、例の二十歳の芥川賞の二人の作品を読もうというひねくれ者(笑)今更・・・





で、「蛇にピアス」。そうかこういう話か~。うーん、想像力の回路を切っておかないと、痛くて読めない。それとこういう性的嗜好はまだ理解できないなあ・・・や、一生理解できないかも。



するするっと読みやすい話だなあ、という感じだけど、これ、そんなに傑作なんだろうか・・・とちょっと首を傾げてしまいました。単に文章と内容があんまり好みじゃなかっただけかもしれないけど、特に印象的な言いまわしが出て来るわけでもなく、新鮮な感性でもなく・・・(目新しければいいってもんでもないけど)。色んな人の影響がごちゃまぜになって、無国籍料理みたいだ~。





舌先を蛇の舌みたいに分けるから、「蛇にピアス」なのかと思ってたけど、あながちそれだけというわけではないのかな~。主人公の少女の性質自体が巨大な蛇のようで、怖い。アマとかシバさんに影響されているふりを装って(ふり、というか、彼女自身もそう思っていながら、というべきか)、逆に彼等をどんどん飲み込んで、跡形もなく溶かしてしまいそう。彼等がいなくなっても、この子はしぶとく生きていくんだろうな。彼女が消えてなくなるのなら、自分の内側のブラックホール、自分自身でもあるブラックホール(陳腐な解釈?)に呑まれていく、というのが一番相応しいような気がした。どんどん拡張される「穴」。シュール。



そういえば最後、刺青に目を入れてもらってからの主人公の心境の変化は、微妙に谷崎潤一郎の「刺青」を思い出させる。このしぶとさ、魔性が自分の中にまるでないとは言い切れないところが、複雑だな~。





なんだか色々感じることはある小説だけど、もうこの一作でお腹一杯な感じです。これでもか!という刺激にちょっと疲れてしまう。「アッシュベイビー」はもういいや。この人が別にテーマを見出したとき、読んでみたい気がします。どう変わるのか。
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1930年代のスイス。精神病院内で起こる失踪、殺人事件。それを解決すべく呼ばれたのが、名刑事(なのか?)シュトゥーダー。当初は単純な失踪だと思われていた事件は、どんどん嫌な感じになっていき・・・

というお話。



む・・・面白・・・かった・・・かな?



推理小説を一章ごとに暇を見つけて読む、というのは賢明な読み方じゃないですね(当たり前だ)。最後のほうの謎解きを読む頃には途中の伏線なんか綺麗に忘れていたので、もはや何が何だかわからなかったよ・・・(涙)キャラクターの名前も難しくて覚えにくい。

それと、訳のせいなのか、それともグラウザーがそういう文体で書いているからなのか、やや読みにくい文章だなと思いました。



ん、でも、あの掴み所のない雰囲気は嫌いじゃないです。不気味というより、乾いた不可思議さがある。その中で振りまわされているシュトゥーダーが意外と人情派の刑事さんなのも良いなあ。

しかし、だからこそラストが何だかすっきりしないような気がするのは、気のせい?結構救われないラストなのです。一生懸命奔走したシュトゥーダーが気の毒過ぎ。名刑事にもなりそこなってるし・・・奥歯にものがはさまってるような気分で読み終える。





余談ですが、巻末のグラウザー伝記(訳者が書いてる)が一番面白いかも・・。波乱万丈な人生だったのね。これもまた一つの小説になりそうだ。
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父の本棚で発見。余程疲れていたのでしょうか・・・(汗)



疲労を溜めこみにくいタイプの人間の紹介、うつ病・神経症・心身症の詳しい説明から、睡眠のとり方やアルコール依存症の問題まで、「疲労」によりおこる様々な問題を取り扱った本。非常に興味深かったです。実は興味本位な動機で読み始めたのですが、思っていたよりずっと真剣に読んでしまいました。



これまで耳にすることはあっても、よくその違いが分かっていなかった「神経症」「心身症」について正確な知識が得られました。そうかぁ、こんなにしんどい症状なんだ・・・。でも、ここに書かれていることは決して特殊な問題じゃないんだなあ。読んでて、「・・・あ、これってあの人のことだ」と家族や知人を思い出すことしばしば。もう少し、労りや理解の姿勢を持たなくちゃ駄目だなあ、と反省させられる点も多かったです。悪化するか回復するかは、周りのサポートにかかっているところが大きいんだよね・・・。



本書にとりあげられてる症例は、ほとんどが回復したもの。でも、実際には、周りの理解が得られないで悪化したり、逆に周りも疲れ果ててしまったり、という場合が随分あるんだろうな・・・。周囲の人間に気を配ってあげられる余裕、持ちにくい時代だし・・・。本当のところ、自分のことで精一杯!他人の負担まで背負えない!という気持ちが私の中にもあるのです・・・。けれど、そこを少しずつでも抑えて周りを見る余裕を(それこそ無理やりにでも)作ったり、支え合う努力をしないと、こういう問題はどんどん広がっていくんだろなあ。



うう、どうしたらいいんだろうね・・・難しい。

心の中に大きな問題を投げかける一冊でした。
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参考業務の手順を、ツール紹介と実際の例題や演習問題で説明してくれている本。



わかりやすくてためになる。司書の勉強としても役に立つテキストだけど、文献探索法を身につけたい人にも良さそう。



それにしても、参考図書ってこんなにいっぱいあるのか~。ほとんど初耳の本ばかりで、ちょっと恥ずかしい。使いこなせたらかなり便利ですよ。去年!去年これを知っていたら、卒論書くのに苦労しなかったのに・・・いや、少なくとも資料集めをもっと効率良く出来てたのに!無念です(泣)

学生の皆様、文献探索法は知ってるにこしたことはありません。早めに身に付けましょう。



演習問題は・・・時間のあるときにまたやってみようかなぁ・・・(逃げ腰)。
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面白かった~!!!(事件の凄惨さから言うと「面白かった」という表現はしっくりこないかな?)途中で本を置くことが出来ず、ぶっ続けで二冊、読み通してしまいました。事件と推理物としてのストーリーの面白さは、これまで読んだ中では一番かも、と思った。



ネタばらしというほどでもない(そうでもないか?)けど、ミステリーだし一応反転文字に。



 御手洗シリーズの石岡君が主役の一冊。「これは推理小説なんだから、霊とか怪奇現象とかには、絶対種があるのよ!」と思いつつ、ひっかかる私(笑)最初のほうの登場人物なんか、すっかり忘れてたしさ~。でも騙されるのもまた楽しい。人物関係の複雑さに眩暈を起こしながら、一生懸命読むのもまた楽しい(笑)記憶力の悪い人には大変だ・・・(自分のこと。)

 



 どろどろしてて、残酷で(グロテスクなの駄目な人にはお薦めできない作品。特に食事しながら読むのはまずいかも)・・・横溝正史の作品を思い出す。そういえば、作中の重要なキーになる「都井睦雄三十人殺し」は「八つ墓村」が題材を得たのと同じ事件なのですね。読み終わるまで、架空の事件かと思ってた(後で昭和史の本を調べて、びっくり・・・)。



 舞台が地元岡山なので、これでもかとばかりに出て来る方言に笑ってしまう。普段喋ってるけど、活字表記にするとこんなに間抜けなのか岡山弁・・・。高校の時の先生の喋り方を思い出してしまいました。ふふふ。変な楽しみかた。




光文社の島田作品は初めて見たのですが、表紙の絵がすごいインパクト・・・。特に上巻、一瞬丑の刻参りの人!?と思うような男性(・・・女性かも。)のアップが怖いです。夜月明かりの下で見たくない表紙。下巻は下巻で女の子の頬がやけに赤いのが、気になる・・・(笑)
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自虐的な気分になって読んだ本。効果は絶大♪・・・・はは。うっかり「あはは~もう私なんか消えちゃえ~~~♪」という気分になりかける本ですので、このタイトルに心当たりのある人が読むには、それなりの覚悟が必要かと・・・。



今日の感想は醜いです。甘えてます。自己弁護っぽいです。





ものっすごい腹が立ちます。こんな言葉を作って、こんな本書くひと死んじゃえ!と正直思いました(すみません)。パラサイトシングルが、日本の経済を衰退させ、少子化の原因であり、若い人の犯罪を増やしてる、と。そうですかそうですか。日本の全ての病巣は、パラサイトシングルによって引き起こされたものなのね。私はじゃあ社会の癌の一人なわけね。そこまで徹底的に悪者にしてくれなくてもいいじゃん。



でも、この人の言ってること、八割方正しいと思います。だからこそ、こんなにこたえたんだ。パラサイトシングルの人が結婚しないのは、今の親に寄生してる状態の生活水準がそこそこ豊かであり(経済的にも精神的にも)、結婚して生活水準を下げるのは好ましくないと思うからだ、だから、今と同じように一方的依存関係が作り上げられる結婚ならばしてもいいんのであって、そういう伴侶を待ってるんだけど、現実にはそういう人は現れないんだから、結果的に結婚率が下がるんだ、という論に、どきりとしました。私にも、そういう打算的なところが確かにあるから。「いつまでも、親に庇護される子供でいたい、このまま社会に出て行かず、ぬくぬくしていたい」という私のとんでもない気持ちを、この本は糾弾する。うう、痛い痛い。



けど。若い人が「自分のやりがいのある仕事」を求める現象を、要は自分のプライドを保てる仕事を探しているのだ、とひとくくりにされるのはたまらない・・・。確かに私たちの言ってることは甘いです。寄生生活ゆえの余裕から出ている言葉であることは、そりゃもう間違いないんですけど。でも、この著者が考えているよりは、若い人の「ぬるま湯」状態に対するジレンマは複雑なものがあると思う。それをもう少し理解してくれ、というのも、やはり「甘え」なのかしら。





あああ・・・この人に反論できる資格があるのは、少なくとも自分の趣味には自分のお金を出している「パラサイトシングル」の人たちなんだろうな。バイトもせず、勉強と言い逃れて日々家でだらだら寄生生活してる私には、何も言う資格はないんだ・・・畜生駄目人間。悔しかったら立ちあがり、現状をなぜ変えないのか、私!!!!!
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手のひらサイズのちいさな絵本。ファージョンの詩に、アーディゾーニが絵を付けている。



マローンおばさんは、年老いた、ひとりぼっちのおばあさん。誰も、彼女のことなんか気にかけやしない。

ある冬の月曜日、おばさんのところに凍えたスズメがやってくる。彼女は「あんたの居場所くらい、ここにはあるよ」とスズメを迎え入れる。翌日も、そのまた次も次の日も、同じように、疲れ果て、居場所のない動物たちを彼女は迎え入れるのだ。そして土曜日、彼女は起きてこなかった。日曜日、動物たちは彼女と一緒に・・・・・





ストーリー自体はごく単純な、それほど新鮮味のないものなのに、どうしてこんなにじぃんとしてしまうんだろう。ファージョンに対する思い入れ、というのもあるんだろうけど、きっとそれだけじゃない。

ファージョンのお話は、どれも優しい眼差しに満ちてて、この人が見てる世界はどれほど美しいんだろう・・・といつも羨ましくなってしまう。でも、だからと言って彼女は、甘い夢だけをくれるわけじゃない。美しい世界の中には、どうしようもない孤独や、儚く消えていかねばならない命があることも、彼女は手加減せず、子供に伝えようとしているような気がする。(そしてもちろん、それらを穏やかに受け入れる術も。)「あんたの居場所くらい ここにはあるよ」という一言から映し出される、だれからもいないものと見なされていたおばさんの姿。さびしい魂が自分と同じものを呼ぶ、切実な叫び声に、何だか心がひりひりとします。



だから、最後の日曜日の出来事は、それが予想されうるラストであっても、やっぱり涙が出てしまう。もっとたくさんの人に、この作家の作品を読んで欲しいなあ、と思います。



アーディゾーニの絵もいい。ファージョン作品集でも多くの作品の挿絵がこの人の手によるものです。うん、このひとの挿絵が一番あってる気がする。媚びない美しさがあって、ファージョンの文章が絵に変身したらこうなんじゃないかな、と思えるくらいです。
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今やってる資格の勉強のために読んだ本。レポート指定の参考図書。



ん・・・と・・・。勉強のための本は読むのが大変ですね。集中力が続かなくて、すぐぼーっとニ三頁めくってたりするんですよ。そして慌てて見返す、の繰り返し(><)そして、横書きの本って読みにくいもんですね。ブロック読みが出来ないんです~(汗)。なんでだろう。



内容は、「レファレンス」という言葉の定義、その意義、参考業務の発展と今後の課題、実際の参考業務の様子・・・などを、さまざまな史料文献を抜粋することで明らかにしている本です。ふむふむ、なるほど。テキストに書いてあった事がもう少し具体的になっている感じか・・・。参考になりました。



しかし、まだこれじゃレポート書けません(涙)参考文献あと四冊・・・・ぐぅぅ。
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中盤ちょっぴり飽きてしまって、読むのにものすごく時間がかかった詩集。



これだけの量の作品を、一つの特徴で纏め上げるというのはおこがましい気もする。でもあえていうなら、この人は自分の実年齢や生きてきた年数に関りなく、常に人生の黄昏時から全てを見つめてるんだなあ・・・という感じがどの詩からもした。川を渡り終える寸前のところから振りかえって、スタート地点の川岸をぼろぼろの姿で(憂いに満ち満ちて)眺めてるような、さびしい、さびしい詩。初期の「測量船」を読んだときには、その濁りのないさみしさがどこかで心地良くもあり、あんまり理由もなく涙が出たりした。



特に、「乳母車」という詩は、今好きな詩を三つ上げろといわれたら確実に入れる、というくらい好きになってしまった。全部抜粋したいけど、最後の四行だけ。



淡くかなしきもののふる

紫陽花いろのもののふる道

母よ 私は知っている

この道は遠く遠くはてしない道




ただ、読み進めていくうちに、あまりにもそこにどっぷり漬かっているのがしんどくなってきて、終いにはこの人の詩へのアンテナが全くの無感覚状態になってしまったのが残念。たぶん、時間をかけて読みすぎて(寝る前に一集ずつくらいのペースで読んでた)、その間に自分の精神状態が変わってきてしまったせいなんだろうな・・・。詩というのは、読むに相応しい時期とそうでない時期があるような気がする、自分の中に。また、時期を見て再読してみよう。
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「暮しの手帖」という雑誌に連載されていた、藤城清治の影絵付きのお話を纏めたもの。最もお気に入りだった絵本です。十数年の時を経て再び開けてみる。



確かに、「お母さんが読んで聞かせる」本ですね。多分絵を見せながら、お母さんが本文を読み聞かせるというのを想定して書かれていたのでしょう。字が小さくて三段になってる。



何度読んでも素晴らしい本です。白黒で、シルエットになった(そうじゃないものもあるけど)藤城清治の創るキャラクターたちは、なんともいえない魅力があるのです。幻想的で、国籍不明な絵。林檎を覗いたら、色んな国の風景が見える、というお話があったのですが、まさにその林檎の中のたくさんの風景が、この絵本になったんじゃないかと思わせるような絵。今読み返してみると、自分が現在描いている絵が、いかにこの人に潜在的な影響を受けているかわかります。そしてまた、新たな影響を受けてしまいそう。乗り物とか木の形とか、思わず盗みたくなるような素敵なデザインなんですよ・・・(><)動物はユーモラスだし。





お話だって忘れちゃいけません!みんなが知っているお話から、聞いたこともない、奇想天外な話まで、世界中のお話が入ってて、小さい頃は勿論、今でもわくわくできる。どちらかというと、日本の民話より、動物や神様を主人公に据えた外国のお話に好きなのが多いかな・・・。特にインドのお話はいいですね。象とか兎とかライオンとか、みんな仲良くほのぼのと暮らしてる。さすがインド・・・(?)。特に、水のみ場を守るために、賢い兎が象を騙す(?)お話が可愛かった。



これからも大事にとっておこうっと。いつか、雑誌掲載分を全部収録したのも出版してくれたら嬉しいな。ところで、もう現在の「暮しの手帖」には影絵のお話はついてないのかな?あれ、楽しみだったんだけど。
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 今後の勉強に、と読んだ本。多くのことを考えさせられた一冊。



本書は、まず筆者の恵まれた読書時代(学校図書館がとても充実していたらしい)、そしてカナダのトロントへの旅立ち、そこの児童図書館での日々、帰路見かけた他の図書館のこと、再びトロントを訪れ、その図書館事情の変化を体験したこと―などが綴られている。自伝としても楽しい一冊。でも、私が最も感心を持ったのは、トロント公共図書館の「少年少女の家」について書かれた部分。図書館の暖かい雰囲気、さまざまな行事を読むのも楽しくて、「こんな図書館、素敵だなあ・・・」と羨ましくなってしまった。このような行事を企画したり、病院や公園に図書館を「出張」させたり、ここの図書館員の人たちは大忙し。重要な仕事は他にもある。その一つが、「図書選定」というものだ。



ここに見られる、児童文学に対するスタッフたちの真剣な取り組みには驚嘆する。新米の図書館員は、ひたすらリストアップされた児童書を読むのが仕事だという。もちろん、ベテランの図書館員にもそれはいえるのだけど。彼等は、書評などで選んだ本を丹念に読み、何度も何度も会合を重ね、その本が本当に図書館に置く価値のあるものかどうか吟味する。その「図書選定」は本当に厳しくて、ベストセラーだからといって必ず置かれるわけじゃないし、シリーズものでも質の劣る巻は置いてもらえない。「・・・それってちょっとやりすぎじゃないの・・・?」なんて最初は眉をひそめてしまったのだけど、読み進めるうちに、こういう厳しい選択があるからこそ、出版界の水準が維持できるのだ、ということもわかってくる。この図書選択によって、出版社のほうも質の高い本を出す努力を怠れなくなるのだよなあ。本に優劣をつけるなんて!という平等主義の大人たちだって、子供の健康のため、食生活のはものすごく気をつかうでしょう?そのくらい、子供の人格形成に影響する読書についても注意を注いで、という筆者の意見には、説得力があった。



図書館員という職業の「専門性」というもの、日本でももっと重要視されていいはずだと強く強く思った。司書の勉強をしていく上で、ここに書かれていたことは常に頭に置いておこう。
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タイトルと背表紙の解説だけでもう、「・・・読まなくていいかもしんない」と思ったのです。読み終わってなんとも嫌な気分になってしまいました。趣味じゃない・・・趣味じゃないよこういう話は。





話自体も全く興味を引かないのですが、出て来る主要人物が(私の好みとして)駄目なのです!特に主人公。なんなんだこの人。一目ぼれした女の人の外見のみに心奪われて、ひたすらそれを理想化して一人相撲。勝手に「自分の妻に相応しい!」とか思いこんじゃうわ、自分の今のこの状況は、彼女を得ることによって打開できるのだ!とか考えるわ、大嫌いですよこんな人。いちいち友人に対して劣等感感じたり、それを恥じてうじうじしてるところなんかは、自分の性格を見てるようで嫌だし(近親憎悪・・・みたいな?)。相手の女の子もまた突っ走った性格だし、ついていけない。





読むんじゃなかった・・・
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