つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。
「児童文学」のカテゴリって、どこまでをその範囲に含めていいのか悩みます。「岩波少年文庫」に入っているとは言え、この本はそもそも少年少女を対象に書かれた本だったのだろうか?でも、主役となっている人物はみな、小さな子供やティーンなので、一応「児童文学」に入れてもいいかな・・・いいかげんな分類。



18世紀のイギリスを舞台に、独立を夢見ながら、七年もの間奮闘するさまざまな「見習い」たちを描いた短編集。上巻に出て来るのは、「点灯夫」「鏡職人」「産婆」「質屋」「葬式屋」・・・・など。



センスのいい話が続くなあ。そして結構ロマンチックです。見習いの苦労話が中心というよりは、人間同士の結びつきの奇跡(例えばそれは、点灯夫と彼が拾った不思議な子供との出会いだったり、見習いの男の子と女の子の恋愛だったりするんだけど)や、人生の苦味が鮮やかに描き出されてる、と言う感じ(陳腐な形容詞か思いつかなくてすみません)。幻想文学と呼べるようなストーリーではないのだけど、小道具のたいまつ、鏡、棺(とその中の死体)などが独特の雰囲気を醸し出しているのもよいなあ・・・。この怪奇小説みたいな雰囲気のせいで、いつもラスト付近まで「だまされて」しまう(ラストはたいてい、ほんわかと終わるんです)。この雰囲気と言い、出て来る見習たちのキャラクターといい、味付けがうまい作家さん。



「点灯夫の葬式」「モスとブリスター」「鏡よ、鏡」が特に面白かった。ラストより、その過程を読むのが楽しい・・・。「鏡~」なんて、たいていの人にはオチがわかってしまうし・・・(笑)



ちょっとディケンズの話を思い出した。何でだろう。
ブックマークに追加する
注。今日は、本の話題ではありません。



只今、久々に新潮文庫が我が家に増え、ほくほくしているところです。

なぜって、これでまた欲しい「Yonda?」君グッズに一歩近づいたから。私が今のように文庫を読み漁るようになったのには、このグッズ集めが大きく影響しています(笑)他の出版社も色々やってるけど、やはり新潮が一番!

だって、ヨンダ君(パンダ)が、キュートなんだもの…二代目君はちょっと線がへろっとしてるけど、それはそれで良い。現在、集めたヨンダ君グッズは五つ(笑)!さて、次は何に挑戦しようかな~。うきうき。 




ブックマークに追加する
「長い冬」の続編。前作の「ひたすら大自然の脅威!」という印象に比べ、個々の人物が細やかに描かれていて読み易い。大人としての自覚、姉としての責任感に溢れたローラを応援したくなってきた。十五歳なんだよなあ、まだ。いちいち我が身を振り返ってしまうよ。

 ラスト、彼女はついに教師になることが決まる。次作は教師ローラの話かな?

アルマンゾ(淡い恋心?)の存在も気になるところ。



そして出てくる料理、どれもこれも美味しそう。チキンパイ、豚の丸焼き、食べてみたい・・・(じゅる)。

ファッションも素敵!そうか、この時代はまだコルセットなんかつけてたんですね。痛がって「大人になったらこんなものつけてなきゃいけないのよ」なんて言うシーンが出て来る。あまり裕福とはいえない家庭のことを考えつつ、髪形やドレス、サイン帖など流行に心踊らせるローラ達は「女の子」って感じでとても可愛いのです。出来る限り、他の娘たちと同じ事をさせてやろうとする両親の愛情にも、ちょっとじんとします(^^)
ブックマークに追加する
およそ五十年前の翻訳によるものを読んだのですが、さすがにちょっと台詞回しに違和感がありました・・・いくら感じを出すとはいっても、これはちょっと不思議な感じがする。



アメリカの開拓者一家を中心に、開拓地の中で厳しい冬に立ち向かい、懸命に生き、決して人生の希望を見失わない人たちの姿をつづったお話の一作目。作者の自伝的小説になります。「大草原の小さな家」(だったかな?)というTVシリーズにもなっていたので、知ってる人も多いかもしれません。



TVシリーズを観たのは随分小さい頃だったので、美味しそうなご飯、カントリーな生活、可愛い子供たち、という印象しか残ってなかったためか、読み始めてしばらくは戸惑いっぱなし。こんなに厳しいお話だったかしら。なんだか戦いの記録でも読んでいるみたい(人付き合いもシビアだし)。暑い夏に、どこか不吉なものを感じ取る父親。それから間もなく、猛烈な冬がやってくる。何度も出て来る、「町にいるのに、たった一軒で放り出されたような気持ち」にさせる吹雪。周りが全く見えなくて、ちょっと外に出たら死んでしまう恐怖を伴う世界なんて、容易に想像がつかない。こういう土地では、自然はしみじみ愛でるものではないんだな・・・こういうのは、一種の余裕があって初めて出来るのかもしれない。もちろん、その美しさを愛してはいるんだけど(雪が解けて芽吹くときの描写なんかに、それがよく出ている。)、それよりも、自分たちの命を吹き消しかねない強大な敵として自然の脅威に立ち向かう、という気持ちのほうが、ここに出て来る人の中には強い。その気持は、小さな子供の中にもしっかり芽生えてて、ああ、お国柄が違うんだな、本当に・・・と思った。ちょっとその闘志に圧倒されたというのが本当のところ。





けれど、とにかく全編吹きまくる嵐の中で、寒い部屋の中で詩を読んだり、歌を歌って人生の楽しみを見出す家族の様子はすがすがしい。何度も何度も、その楽しみさえも力を失いそうになるけど、彼らはそれに打ち克って、無事に春を迎えるのです。本当に、「おれたちは勝ったんだ~!!!」って叫びたいような昂揚感が、ラストには滲んでいた。すごく好みの話というのではなかったけど、こうなってくると続編も気になる、かも。
ブックマークに追加する
山奥にある村の女の子、フルリーナとその家族は、夏になると山の夏小屋へお引越し。小屋の生活はとっても楽しいものだけど、そこに、さらなる出来事が。フルリーナは、狐に襲われた巣から、一羽の山鳥の雛を助け出します。雛が可愛くてしかたがないフルリーナだけど、鳥は大きくなり、山へ帰りたがるようになり・・・・



というのがお話。お話自体もほのぼのしてていい感じなんだけど、関心はもっぱらカリジェの絵のほうにいってしまいます。



かなり大胆なタッチの線で描かれているんだけど、生き物も、景色も、すごく感じが出てる。がっがっと塗られた色もきれい。

特に、この人の動物の絵が大好きで・・・山羊とか鳥とか、極端なデフォルメがされてるわけでもなく、寧ろリアルな姿なのに、そこはかとなくユーモラスな印象を与えるのです。同じ事が人間の表情にも言える。顔を見てると、どれも控えめな感情表現なのに、その中に静かに喜びや悲しみが湛えられてるのに気付きます。作者の優しい眼差しと、細やかな表現力あってこそなのでしょうね・・・。表紙の烏が傑作。



お気に入りの場面について。夜見回りにいったら雛鳥が、木のてっぺんに上って眠っているので、慌てて捕まえようとしているフルリーナの絵があるのです。そのときの夜空がとてもいい。暗さの向こうに光が滲んでるような青色で、その中に、フルリーナの持ってるランプが青白く光ってて。しばらくそのページだけをじっくり鑑賞。他にも、この子の着てる服の素朴な可愛さとか、思わず「こんな部屋ほしい!」と声をあげてしまった部屋の小物とか、細かいところまで楽しさがある絵本でした。こんな雰囲気の絵、描けるようになりたいなあ。
ブックマークに追加する
再読。といっても、読んだのは小学校低学年の頃だから、ほとんど内容を忘れてました。というより、難しくて半分で挫折してしまった跡が見られる・・・(笑)



頭の中でエンドレスに映画「ネヴァーエンディングストーリ-」の主題歌(すごくいい曲だと思う)をかけながら読む。やっぱりいいなあ・・・あっという間に引き込まれ、今日はここまで、という自制を忘れて読み進めてしまう。まさに、主人公のバスチアンを追体験する感じ。作家さんの中には、この人は天才だ!っていう人が何人もいるけど、エンデさん(さん?)の場合、天才だとかいうより、人間離れした人だと思ってしまう。賢者とか仙人とか、そういう人が暖炉の前で語ってくれる長いお話、という印象なのです。ここに出て来るファンタージエンの人物たちに、彼は実際会って来たんじゃない?と思わせるほど、個々のキャラクターに厚みがあるのです。類型的な感じ全然ないし・・・!



それぞれの章を独立した一つのお話として読んでも十分面白い。どの章にも哲学的なテーマが盛り込んであって、さらにその間を想像力がびゅんびゅん飛び交っている。(私は、「色のある死グラオーグラマーン」と、「夜の森ペレリン」が特に気に入ってしまった。夜毎死を経験する、孤独なライオン。様々な色の砂漠を走るたび、その色に変化する。でも、彼が死んでいる夜には、これまた筆舌に尽くしがたい美しさの夜行植物の森が生まれ、そしてその森が崩壊する朝には、再びライオンは蘇る。両者の生には、互いの死が不可欠なのです。だからどちらも、常に死んでいるといえるし、常に生きているともいえるかもしれない・・・)それらの小さなテーマが積み重なって、もっと大きな問題へと上り詰めていくところは、圧巻です。ああ、どうして過去半分で止めちゃったんだろう。前半だけでも素晴らしいけど、後半、もっと観念的になっていく物語に、どんどん嵌っていきます。これだけ作者流の哲学や思想が詰め込まれているのに、それが押し付けがましく感じられないのは、流石だなと思う。



何度も何度も読み返したくなる本。当時読み終えることは出来なかったけど、小さいなりに「虚無」という存在を漠然と理解したこと、孤独とのうまい付き合い方を初めて覚えたのは、この本からだったという気がします。もちろん、エンデのほんとに言いたいことは、そんなところにあるわけじゃないと思うのですが・・・。



装丁、挿絵も、物語の神秘性を高めるのに一役買ってます。バスチアンが手にする不思議な本そのままの、あかがね色の絹糸の表紙。蛇の刻印があるのも同じ。本のケースから出して一目見ただけで、わくわくしてしまう。一章ごとに描かれた不思議な(不気味ですらある)絵。緑と赤で色分けされた活字。凝ってるなあ・・・(><)岩波少年文庫版のも出されたみたいですが、やっぱり、もとの大きな本で読んで欲しい(誰に言ってるんだ)。つるっとした文庫本では、どうも感じが出ない気がするのです。
ブックマークに追加する
なんだかすごい文庫本名だな、何でこんなのがうちに?と思って思い出しました。中学校で、この文庫のカタログ回されて、出来るだけ買ってくれ、という雰囲気だったんだよなあ。当時他に全く読みたい本がなくて、しかたなく、という感じで買ったのでしょう。全然読んだ記憶がない。



そんなわけで、十年の時を経て読む。



んん、面白いことは面白いんだけど、思ってたより刺激がない本なんだなあ。「善」と「悪」の二重人格のお話という前知識から、ハイドという人間がどれだけ凶悪な人間なのかと思ってたけど、それほど・・・・む、むしろちょっと情けない小悪党という趣なのです。いや、小悪党っていうか、怒りに駆られた狂人であって、あれは「悪」とはちょっと違うような・・・。ジーキル博士に関しても、それほど大した善人というわけでもない。どっちかっていうと、善行をするとそれに酔ってしまうタイプの人間で、想像と実際の物語のギャップに、ちょっと戸惑ってしまった。



でも、何故ジーキル博士が二重人格になるに至ったかを記した手記は、抜群に面白い。特に、動機の部分の発想が。人間の持つ相反する部分を、完全に分離させることが出来たら、悪は善が持つ良心の呵責に悩まされずのびのびと行動でき、善は悪行のための悔恨や苦悩に悩まされないであろう、というアイデアから、博士は薬を調合し、ハイド氏を生んでしまうのです。でも、両者の完全な分離は結局不可能だったようで、事態は博士の予想したより遥かに恐ろしい事になっていく(ああ、結末をばらしてしまいたい・・・)のですが、そのあたりの二人(一人なんだけどさ)の恐怖描写が緊張感たっぷり。体格まで変化してしまったり、ハイド氏の体格や容貌が「なんとなく人の嫌悪を呼び覚ます」ものであったりするところがミソだなあ。



巻末の、スチーブンソンの生涯についての解説が結構興味深かったです。これを書いた人がそんな生活を!もっと陰鬱な人かと思ってたけど、やっぱりわからないものだな~。中島敦の「光と風と夢」はこの人のことを書いてるのですね。チェックチェック。



あ、同じく巻末の、中学生による座談会収録は、はっきりいっていらないと思うんだけど・・・。相当昔に収録されたものらしく、喋り方がやけに大人びてて、気持悪い。本編より、気持悪い・・・。
ブックマークに追加する
母の本を失敬して、先に読む。宇野亜喜良の描いた、青い服のおんなのこと猫の表紙がかわいい。(今までこの人の絵は、ちょっと色気が強くて苦手だったんだけど。)





ふうむ、どのエッセイもその人の味があって、面白い。何となく、個々のエッセイが他の作品と繋がってる印象。特に最初の方の、フェミニズム関連のエッセイがそう。このフェミニズム群には、実はちょっと「あ、またこういうのか。手垢のついた意見だなあ」とか思ってたんだけど、その中で湯川れい子の「キャリア・ウーマン」が一番説得力があった。女性にも男性にも、仕事をする女性にも家庭にいる女性にも、均等に厳しい。そして、均等に理解がある。真っ当すぎるといえばそうなんだけど、それまでのこの人のイメージ(ワイドショーに出てる無責任なコメンテーターの一人、だと思ってた)を大きく覆すくらい、好感が持てました。

でも、私としては、そういうしゃきっとしてて強くて、輝いてる女の人のエッセイより、もっと稚気のある(でも同じように輝いてる)女性とか、少女雑誌や小物、縫いぐるみにうっとりしてるおんなのひとのエッセイのほうの惹かれてしまう。どうしようもなく。



例えば、水森亜土と吉行淳之介の対談。吉行淳之介に「いい女だなあ」と言わしめる、アドちゃんの言動がぶっとんでて楽しい。バスのなかでも思わず笑ってしまう。でも、ぶっとんでるだけじゃなく、すごく「つかんでる」のです、目の前の相手の事を。それで、無邪気にぐさっといく。こんな女の子、周りにいたらきっと好きになるだろうな。



それからそれから、熊井明子の「幻の姉のように・・・」。読んでると、どうして「それいゆ」や「ひまわり」のあった時代に生まれなかったのか、どうして、まさに「少女雑誌」ではなく「小女雑誌」ばかり氾濫する時代に生まれてきてしまったのか、とちょっと悔しくなる。富岡多恵子の「女の子の読書」の、インテリ男子学生の読書指導に対する戸惑いに、うんうん、と頷く。矢川澄子の「卯年の娘たち」には、この人がもうこの世にいないことに悲しくなり、杉本亜鶴「雑貨のことばが聞こえる」や新井素子「『くますけと一緒に』あとがき」には、同病相憐れむ、じゃないけど、まさに自分の生活をみるようなくすぐったい気持になった。



ほかにも、いちいち全部感想を書いてしまいたい作品は数々あれど、この辺で。シビアで、甘くて、苦いお話の数々に大満足。読後、女の子でよかったな~と思いました。
ブックマークに追加する
お久しぶりのブログですねえ。併読してる本がどれも長い上、ここのところ絵部屋の更新にかまけてたりして、全く読了本がなかったのです。



好きなこと、全部はやれないもんなんだなあ(しみじみ)



それはともかく。この本は、「NHK俳壇」テキストの、「巻頭名句」というのを集めています。前半の写真、後半の解説、というか鑑賞文も面白い。



読んでみて、もしかしたら、結構俳句という形式が好きなんじゃないかなあ、私・・・と思いました。あの、ぱきって瞬間冷凍されたような緊張感がかなり、いい。ただ、鑑賞文がないと、結構解釈をむちゃくちゃにしてしまいます(恐ろしい)。前前から、読解力のなさは自覚していたが・・・あのですね、「成瀬正とし」という方の、「星空へたちあがりたる橇の御者」(御者の御は実際はうまへんにまた)という俳句が載ってたのです。十二月の句に。私、なんの迷いもなく、この句を「ああ、サンタクロースね!俳句にもこんなメルヘンちっくなのもあるんだあ」と読んでしまったのですが、解説文によると、実際は「スピードを上げようとしたか、坂道にかかったかで、急に御者が立ちあがって大きくなったのである」という写生句なのだそうで・・・・ぎゃ~!馬鹿だ・・・(恥)なんか、こんな感じで間違った解釈をした俳句多数。でも、それもまた楽しい読み方ではあるのですが。自分の中で勝手に作り上げたイメージと、解説を読んで知った本当の意味から生まれるイメージと。その二つを微妙に繋いでる部分があったりすると、ふわ~、なんだかすごいなあって気になる。数珠の糸を連想(何じゃそりゃ)。



個人的には、「犬ふぐりどこにもさくさみしいから」(高田風人子)、「青蛙おのれもペンキぬりたてか」(芥川我鬼)、「この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉」(三橋鷹女)の三つがもっとも印象深かったり。ほかにも好きだなあ、というのは数々あれど。俳人さんは、目が鼻のように利かなくちゃできないなあ・・・
ブックマークに追加する
著者の旅した地域での様々なエピソードの記録。

ちょっとした旅行にあわせて、新幹線用に選んだ本でした。岡山→大阪という移動と同時に、無人島に一泊したり、四国のうどんに心ときめかしたり、メキシコを大旅行したりするのはなかなか楽しい(と同時に不思議な)経験。

 

中盤までは、ところどころ退屈してしまう部分も。この人の小説とエッセイはだいぶ違うもんだな~、正直に言って、小説の方が面白いかも…と思いつつ読んでたのです。

その印象が一気にひっくり返ったのは、「ノモンハンの鉄の墓場」のラスト近くと、故郷神戸に足を運んだときの記録。特に前者は、村上春樹と小説の「ぼく」が融合してしまったような錯覚を起こす。で、その後、「あ~、この本も、確かに村上春樹の本なんだな~」という感慨(?)に打たれます。

 

この方の小説の主人公についても感じることだけど、村上春樹という人はどこまでも旅人なんだな、常に「どこかを通り過ぎていく人」なんだな~という印象を、改めて強く持ちました。場所や人にぎゅうっと繋がれてない軽やかさ。それと一抹の寂しさ。こういうすーすーする感じの寂しさを求めて、村上春樹を読みたくなるのかもしれないな、わたしは。
ブックマークに追加する
ここのところ、次に何を読むか決めるのに悩んでしまいます。今読んでいるのは村上春樹の旅エッセイなのですが、さて、次は何にするか…

読みかけの蜻蛉日記を頑張って(笑)読了するか、はたまたエンデの「モモ」「はてしない物語」がいいか。いろんな方が薦めてくれた本のどれかを読むのもいいし…。



う~ん。



…勝手にしろ、という話なんですが、真剣に悩むところです。これはもう、アミダの出番かもしれない…。  

「テキスト読みなさい」という声は、この際抹殺する方針でいこう…。


ブックマークに追加する
嶽本野ばら、小学館。



ここのとこ、この人の作品は同じようなテーマの繰り返しだけど、これはどうだ?とドキドキしながら読む。



あ、結構舞台アイデアは新鮮で面白いかも。一連の作品中では好きな方です。けど、この人の人物造形って、やや記号的な感があるのは否めない…。台詞や思考も、深い葛藤がなく、幼子みたいに真っ直ぐすぎてついていけなかった。それが心地よいと感じるときも、あるけど。



毎回不思議に思うこと。あの執拗かつ露悪的な性描写はどういう意味が?描く必要があるから描いてるんだろうけど、分からない…(汗)


ブックマークに追加する
う~ん・・・、なんか好きになれない本でした。



せ・・・設定が、メロドラマではないか。自然と素朴な海の人々を描いているのに、何でこんなに「作られた」感じの人ばかり出て来るんだろう。ラストの主人公二人をくっつける作戦、みたいなのにもしらけてしまうのです。うーん、ひねくれてるだけなのかもしれないけどさ~。



多分、ここに出て来る健康な肉体と精神の礼賛みたいなのが、あんまり好きになれないんだろうな~、と何となく思う。自然の描写もものすごく官能的って言うか、ぎらぎらしてるような・・・あー、「男らしさ」みたいなものの強調にも、ちょっとうんざりしました。ふ~。



他の作品もこんなのなのかなあ・・・
ブックマークに追加する
// HOME // 
Powered By FC2ブログ. copyright © 2005 砂の上の文字群2 all rights reserved.
わたしのこと

ネコノ

Author:ネコノ
こんにちは。ここは、管理人nekonoが日々の空想を絵にしたり、なにやらぽそぽそと呟いたりするページです。
のんびりしていってね。

上のブログタイトルクリックで、最新記事七件が出ます。

コメントのお返事は、基本的に遅れがちになります。そして管理人の調子に合わせて時々閉じます。ごめんなさい。
(だいたい週明けにまとめてお返事になるかも)


本館イラストサイト。量だけはたくさんあるのです。
「hidden place」↓

リンクフリーです。でも教えてくれると、なお嬉しいです。

こそりと、お仕事のご依頼も受け付けています。
作品傾向は、こちらの部屋に置いてある絵のような感じです。

nekono14☆yahoo.co.jpまで、お気軽にお申し付けくださいませ。(☆は@に変更してください)



↓なう・りすにんぐなもの↓



↓こんしゅーのおきにいり↓




掲載していただいてます
岡山人ブログ | 岡山のすてきなブログが満載


nekononの最近読んだ本

おはなしする?

ひとことメールフォームです。 お返事は、日記の追記内にしています。

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリー
月別アーカイブ

最近のコメント
リンク
ようこそようこそ
いろいろつながり!

●お気に入り●
●trackback people●
(絵のこと本のこと)

list me? by BlogPeople あわせて読みたい

ブロとも申請フォーム
RSSフィード